VX Aceの戦闘画面をRPGツクールXP準拠のものに変更します。RPGツクールXPの戦闘画面には以下の特徴があります。
- バトルステータスにアクターの立ち絵(バトラーグラフィック)を表示
- アクター側にもアニメーションが表示される
- ダメージやステートがポップアップ表示される
などなど……
本スクリプト素材はこれらの特徴の大部分を引き継いだ上で、多くのアレンジを加えています。
本スクリプト素材は導入するだけでほとんどの機能を利用することが出来ます。最低限の動作のために、面倒な設定や画像素材の準備をする必要はありません。
レイアウトを変更したい、特殊機能を使いこなしたいという方は、各リファレンスをご参照ください。
Change Log
LNX11a version 1.14(16/06/12)
- ターゲット配列のX座標ソートのバグを修正
LNX11a version 1.13(16/01/11)
- スキル・アイテムウィンドウのリサイズ設定(FITTING_LIST)が反映されないバグを修正
- ターゲットカーソルの座標指定ミスを修正
- 強制終了対策を行いました
LNX11a version 1.12(15/02/08)
- ターゲットヘルプのウィンドウスキンの文字色反映が遅れるバグを修正
LNX11a version 1.11(13/06/19)
- 非バトルメンバーのアクターに「戦闘行動の強制」を行わせた際のバグを修正
- 戦闘終了直後の「選択肢の表示」のウィンドウ位置を修正
LNX11a version 1.10(12/11/21)
- ポップアップを画像化する『グラフィカルポップアップ』機能を追加
- ステートのメモ設定を追加
付加ポップアップ表示名 = “表示名”
解除ポップアップ表示名 = “表示名” - VXAceデフォルトのバトルログを使用した時、余分なウェイトが発生するバグを修正
LNX11aconf version 1.10(12/11/21)
- ポップアップの設定項目を追加
LARGE_NUMBER_NAME = “filename”
SMALL_NUMBER_NAME = “filename”
LARGE_BUFFS_NAME = “filename”
SMALL_BUFFS_NAME = “filename” - 一部設定項目の規定値を変更
LARGE_NUMBER[:line_height] 24 → 26
POPUP_TYPE[:substitute] 5 → 4
version 1.07(12/06/02)
・ターゲットヘルプにHPゲージを伴う場合のみ、
対象の大まかなHP残量を表す名前の色変化を行うように仕様変更
version 1.06(12/05/21)
・アクターの戦闘不能SEが間違っているバグを修正
・効果範囲が「なし」のスキル/アイテムの対象確認を行わないように仕様変更
version 1.05(12/03/19)
・LNX11a より上のセクションにLNXスクリプトが
一つもない場合、エラー終了してしまうバグを修正
version 1.04(12/03/06)
・マップ画面でLVUPメッセージを表示するとエラー終了するバグを修正
・ステートアニメーションが更新されない事があるバグを修正
・戦闘毎にパーティコマンドのカーソル記憶を消去するように変更
version 1.03(12/03/02)
・バトルリザルト時、控えメンバーが
レベルアップするとエラー終了してしまうバグを修正
version 1.02(12/03/01)
・LNX11aconf を LNX11a より下に配置した時、
GUARD_TARGET_CHECKE 設定が反映されないバグを修正
version 1.01(12/03/01)
・メモ設定:ポップアップタイプ指定のバグを修正
version 1.00(12/02/29)
・正式版リリース
予告版で同梱していた以下の2機能を分割しました。
必要な方は別途導入してください。
・LNX09_アニメーション速度変更
・LNX10_バトルスピード調整
version 0.10(12/01/08)
・予告版リリース
References
説明項目が多いため、以下の3ページに分けて掲載します。
Features
アクターのバトラーグラフィックの表示
敵キャラと同じように、アクターのバトラーグラフィックを表示します。アクターのバトラーグラフィックは敵キャラと同じ扱いなので、エフェクトやアニメーションも敵キャラと同じように再生されます。デフォルト設定では、顔グラフィックをバトラーグラフィックとして使用しますが、設定を変更すれば、歩行グラフィックを使用することも可能です。
アクターのメモ設定やスクリプトコマンドを使用することで、任意のバトラーグラフィックを指定することもできます。
バーティカル・バトルステータス
アクターのバトラーグラフィックに重ねて表示される縦型のバトルステータスです。VXAceデフォルトのバトルステータスとは違い、ステータスの再描画時に変化があったアクターのみ再描画を行うため、負担を掛けません。
拡張スクリプト LNX11b_リフォーム・バトルステータス を利用すれば、ゲージや数字の動的な表現やデザインのアレンジが可能です。是非、あなたオリジナルのバトルステータスを作成してみてください。
アクターエリアの背景
アクターの後ろに背景を表示します。表示出来る背景は以下の3種類です。
- グラデーション
- ウィンドウ
- 画像指定
アクターエリアはスクリプトコマンドを使って、表示/非表示を切り替えることができます。
強力なポップアップ機能
バトルログの進行と連動して、バトラーのダメージ値やステート変化等を視覚的にポップアップ表示します。デフォルト設定で表示されるポップアップ内容は以下の通りです。
- HP/MP/TPダメージ(回復)
- クリティカル・弱点・耐性を示すポップアップ
- ステート/能力変化
- カウンター/魔法反射/身代わり
- レベルアップ
ポップアップタイプ(動き)も1パターンだけではなく、複数のタイプが用意されています。
- 跳ねるポップアップ(通常のポップアップ)
- ゆっくり上昇するポップアップ
- スライドポップアップ
- オーバーレイ
ステートアニメーション
ステートのメモ設定を利用することで、ステートが付加されている間再生しつづけるアニメーションを設定できます。状態異常を視覚的に分かりやすくしたり、特殊な状態の表現に使用します。
使用時アニメーション
アイテム・スキルのメモ設定を利用することで、行動時に再生するアニメーションを設定できます。発動アニメーションやカットイン等の表現に使用します。
蓄積型バトルログ
スピーディなバトルテンポでも、ある程度ログを追えるようにログ消去のタイミングを変更したオリジナルのバトルログです。設定を変更すればVXAceデフォルトのバトルログを使用することもできます。
行動の簡易ヘルプ表示
バトルログの代わりに、バトラーの行動を簡易表示するヘルプウィンドウです。最低限の情報表示で、戦闘の進行を円滑にします。戦闘開始メッセージやリザルトメッセージも同様に、一行ヘルプに表示することができます。
この機能を利用するためには設定項目を編集する必要があります。
ターゲッティング
敵キャラやアクターを選択する際の挙動が大幅に変化します。ターゲット選択ウィンドウは、対象を指し示すターゲットカーソル機能に取って代わり、対象の情報はヘルプウィンドウに表示されます。
また、効果範囲が[全体][ランダム][使用者]のアイテム・スキルの対象確認機能によって、コマンドの選択ミスの軽減が期待できます。
コマンドのレイアウト
パーティコマンド・アクターコマンドのコマンドの並びやサイズ等をある程度カスタマイズすることができます。作成したいゲームに合わせたアレンジを探してみてください。
カーソル記憶
パーティ・アクターコマンドと対象選択のカーソル位置記憶機能が追加されます。これにより、スムーズなコマンド選択が可能です。
バトラーエフェクトの細部修正
VXAceデフォルトの仕様では、戦闘不能のバトラーにはアニメーションがうまく再生されない不具合がありますが、XPスタイルバトルではアニメーションが正常に再生されるよう修正を加えています。
コラプス(戦闘不能)エフェクトのウェイトタイミングの変更
VXAceデフォルトの仕様では、コラプスエフェクトを一体ずつ実行しますが、XPスタイルバトルでは複数のコラプスエフェクトを並行して実行します。この修正で、全体攻撃等で一度に複数体の敵を倒した時のエフェクトウェイトが最適化されます。
行動時の白フラッシュの強調
行動を分かりやすくするため、少し強めに調整しています。
画面サイズ変更対応
LNX11_XPスタイルバトルはプリセットのスクリプトと同じく、デフォルトのゲーム画面サイズ(544×416)でなくてもレイアウトが大きく崩れることはありません。このスクリーンショットは640×480の例です。